書評

自分を愛する力 乙武洋匡【書評・感想】

こんにちは。リン子 (@po_ri_n_ko) です。

いきなりの書評。
最近本を読むことが多いので、自分用の記録としても記事にしておこうと思いました!続くか分かりませんが!笑

早速、紹介するのは
「五体不満足」でおなじみ、乙武洋匡さんの著書「自分を愛する力」。

正直、読む前は全く興味がない本でした。

けれど、尊敬する人に勧められて読んでみたところ、共感の嵐でした。
「自己肯定感」「生き方」の話が中心に書かれています。
人におすすめしたい本

自分を愛する力 内容要約

なぜ僕は、生まれつき手足がないという障害を受けいれ、苦しむことなく、かつ明るく生きてくることができたのか――。乙武さんがたどりついたのが「自己肯定感」という言葉。「自分は大切な存在だ」と思う、この「自分を愛する力」について、息子として両親の愛に満ちた子育てを振り返り、教師として現代の親子が抱える問題を見つめ、父親として自らの子育てを初めて明かしながら考察していく。『五体不満足』著者による初の新書。(講談社現代新書)

引用:紀伊国屋書店

内容の要約は、こんな感じです。

  • どんな自分も「認める」こと。
  • それぞれの個性を大事にすること。
  • いい所を褒め、存在を肯定すること。
  • そういったご両親の接し方が本人の自己肯定感を高めたこと。
  • 「自分」の考えを持ち、行動すること。
  • 自分の価値観を、他人(特に親→子供)に押し付けてはならないこと。
  • 「普通は」というモノサシを捨てること。

乙武さんならではの経験を元に描かれていて、共感の嵐でした。
ご両親、なんて素晴らしい人なんだ…!

自分を愛する力 感想

それぞれの個性やいいところを尊重する」という意味では、
パーソナルカラーや顔骨格タイプなど、イメコンの考え方にも似てるなあと思いました。
私はイメコンの「みんな違ってみんな良い」のスタンスに共感し、どっぷりとはまっていきました。
イメコンのおかげで、自己肯定感が養われたと言っても過言ではない。


「自己肯定感」の話になると、やっぱり子供の頃に両親に褒めてもらえなかったことが思い出されてしまう。
今は大人なので、もう自分で概ね解決できたと思っているけれど、やっぱりそこは根底にある気がします。


私は両親のことは大好きですが、
子供の頃いいところを褒めてもらったことよりも、できないことを指摘されたり、誰かと比べられたり、人前で謙遜して自分のことを低く評価されている場面を沢山思い出しました。
自信をなくすことが多かったです。

例えば、テストで95点取ったときに真っ先に言われた言葉が
「なんでここ間違えちゃったの?5点惜しかったね」だった。
真っ先に”間違えた5点”の方についてのフォローの言葉ではなく
正解だった95点ぶんを「すごいね!」と褒めて欲しかったのに。

…こんなエピソード、もう何十年も前のことなんですけど。
それでもそういうことの積み重ねで、なかなか親に褒めてもらえなかった。
私は自分に価値が無いとずっと思っていたし、自己肯定感はかなり低かったと思います。
でも、両親は両親なりに愛情をたくさん注いで育ててくれたと思うので、心から感謝しています。

そういうこともあって、自分に価値が無いと思ってた時代のことも思い出しながら読み進めると、とても共感できる文章ばかりでした。
この本の言葉の数々は、その時の両親や、自分に教えてあげたいし、
これから親になる人にも読んでみて欲しいと思いました。


中でも、印象に残った部分を一部引用します。

それでも、僕らが「平均」や「標準」というモノサシを捨て、その子なりの特性や発育のペースを尊重してあげることができたら──きっと、幸せな子どもが増えていくと思うのだ。

自分に自信を持ち、自分の頭で考え、自分の判断にもとづいて行動する──そうしたことができる人になるには、やはり他者から認められ、受けとめられることが必要なのだ。もちろん、それが親であるに越したことはない。

さまざまな生き方がある。さまざまな幸せがある。にもかかわらず、「お前にとっての幸せはこれだ」と決めたがる親がいる。それによって、苦しむ子どもがいる。

そういった”親の価値観の押し付け”で育ってきた人って、かなり多いと思う。
「幸せに生きて欲しい」という思いから、気づかないうちに子供や他人を縛りつけてしまっているかもしれないことに、改めてハッと気付かされました。

せめて、それぞれの幸福感を否定せず、「それが君にとっての幸せなら、それでいいじゃないか」と理解を示すことのできる親であれたらいい

自分で考えるという強さを持った人は前に進んでいけます。でも、自分で考えられない人は判断ができないので、みんなと同じにしないと不安でならないわけです。

私は自分の考えを、人に流されず芯を持って生きて生きたい。

個人的に強く共感した部分

「固定概念の押し付けによって苦しむ子どもがいる」とのことですが、
アラサー真っ只中の私は「結婚」について書かれている部分に深く共感してしまいました。

下記の記事でも取り上げたように、私は「結婚」の願望が無いです。
「早くいい人見つけなよ」と言われたり、身の周りの独身の友人はみんな「結婚しなきゃ」と焦って必死になっています。

令和の時代!「幸せ」の選択肢は「結婚」だけではない! こんにちは。リン子 (@po_ri_n_ko) です。30歳で独身です、恋人も居ません。突然ですが、このような自己紹介を聞いて、あなた...

結婚に関する意見も書かれていて、身近な話題だったためとてもとても共感しました。
一部、引用させていただきます。

みんなが「女性は結婚して子供を産むのが幸せ」と思っているから、多数派の価値観に感化されて、自分もなんとなくそうなんだと思ってしまう。自分でしっかり考えて結論を出す前に、流されて、結婚しなければ幸せになれないんじゃないかと思い込む。

でも、私にとっての幸せは家庭を持つことじゃなくて、自分で仕事して、自分の食い扶持を稼いで、自由に海外旅行に行ったり、友達と遊ぶ時間を確保すること。これが私の幸せだと自信を持って言える人は、大多数の人と価値観の違う少数派かもしれないけど、生涯幸せを感じて自分の道を歩いて行くことができると思うんですよね。

このへんの文章を読んでいて、背中を押された気持ちになりました!
私の考え方すごい。と、むしろ誇らしい気持ちになったり。笑

この言葉どおり、「生涯幸せを感じて自分の道を歩いて行くことができる」って信じて生きて行きたいです。

結婚を焦るような人は、(中略)考えていないだけじゃなくて、よく見ていないんですよ。

本当にそう思う。
「結婚=幸せ」の概念は両親や、周りの人や、マスコミによって植えつけられた洗脳と言ってもいいと思う。

「いまのところ結婚に興味がない」というと理解されないことも多いので、そういった人にも是非この本を読んで欲しい!と思いました。

著者のスキャンダル問題について

乙武さんと言えば、数年前に不倫やクレームなどのスキャンダルで話題になったことがありましたね。
不倫などの不祥事を起こすと、一瞬で”悪人”にされてしまう時代。
世間的に乙武さんのイメージが悪くなってしまった事実は、少なからずあると思います。

この本について調べていると、
「この人不倫してたんでしょ、そんな人の書いた本読みたくない」なんて意見もありました。
確かに、不倫などは許されることではないです。
けれど、この本に書いてある考え方はきっと多くの人が生きていく上での”気付き”になるのではないかと思いました。
不祥事を起こしてしまったことはご本人の責任になってしまいますが、
それで頑なに拒否反応を起こして何かを学べなくなってしまうのは勿体ない。
…と、個人的には思いました…

自分を愛する力 是非読んでみてください!

自分のことを好きになれずにいる人に。
これから親になる人に。
固定概念に縛られている人に。
是非読んで欲しい本です!

私はKindle版で購入して読みました。
Kindleは大事なところにマーカーをひける機能がついているのですが、
読み返すと深く共感できるところが多くてマーカーだらけになってました。笑

周りの人にも読んで欲しいと思ったので、さらに単行本も購入しちゃいました!
これも「押し付け」にならないように気をつけながら周りの人に貸してみようと思います!笑